キャンプレポート015  ≪五光牧場オートキャンプ場≫
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2007.10.06(Sta)  「キャンプ場内」
(長野県南佐久郡川上村樋沢)


 9月の3連休は、天候に恵まれず、キャンプを計画したものの、不完全燃焼でした。「10月の連休こそ・・・。」と思っていましたが、どうも晴天は3日ともたないようです。それでも、当初の計画どおり、長野の「松原湖高原オートキャンプ場」を目指しました。
 しかし、現地に行ってみると、この連休の期間中、場内でMTBの大会が催されるとのことで、キャンプ場内には、コースレイアウトのためのビニール紐がヒラヒラと風に舞っていました。
 キャンプは受け付けているそうですが、テントの周りを自転車で走り回られたのでは、のんびりできません。急遽、近くの「五光牧場オートキャンプ場」へ飛び込みました。
【中央高速】
 自宅を5時に出発。渋滞を予想して都内へ出ずに、東名御殿場から北上して中央高速に乗りました。ある程度の渋滞は覚悟の上でしたが、スイスイと走ることができました。
 3連休の前2日間は、天気も良いようなので高原キャンプにワクワクしながら運転しています。
【野辺山から】
 何度も登った八ヶ岳ですが、遠く離れて見る山影からは、どれがどの山か、さっぱり分かりません。
 天気はいいのですが、さすがに吹き抜ける風は冷たさを含んでいました。
 松原湖高原オートキャンプ場でのキャンプを断念したものの、代案はありません。「どうしよう・・・??」 (-_-;)
 切羽詰ると閃くものですね。いつも訪問させていただいている方のキャンプレポートに野辺山付近の牧場があったことを思い出し、カーナビで検索に検索を重ね、五光牧場に辿り着きました。

【JR野辺山駅】
 五光牧場へ向かう途中、JR野辺山駅にトイレ休憩で寄ると、駅前にカメラを構えた人・人・人・・・。
 カメラマンのお目当ては、停車中の電車のようです。覗き込んでみると、標的の電車は、ごく普通の電車のようですが・・・?
 帰宅後、その電車は、日本初のハイブリッド車両だということを知りました。
【牛だるま】
 野辺山周辺を走っていると、道路沿いに牛の大きな人形(「牛だるま」)が点在しています。
 中身は、牛の餌となる干草です。愛嬌があって、牧草地を的確に現したオブジェです。
 冬には、「雪だるま」に衣替えするんだそうです。
【五光牧場】
 野辺山駅から程近くの踏切を左折し、直線道路を走っていった先に「五光牧場」の看板が入り口を教えてくれます。
 受付には、誰もおられないようで、電話連絡すると「先に設営を済ませてください。」とのことです。
 早速、管理棟を背にして右側の道を進み、キャンプ場へと向かいます。
 下の写真は、テント設営後、受付でもらったパスです。
 場内には、先客が2組。どちらもリビングシェルをスマートに設営されたスノーピーカーさんです。緑の芝と青空にとてもマッチしていてカッコ良かったので、こっそりと写真を撮らせていただきました。


【我が家のサイト】

 このキャンプ場のサイトは、フリーですが傾斜地が多く、テントを建てる場所は、自ずと限られるようです。
 先客の2組のちょうど中間辺りに、テント2張り分くらいの平坦な場所があり、今回の我が家のサイトに決定しました。
【ドッキング】
 日が当たっていると、汗ばむくらいですが、日が翳ると急に冷えてきます。夜の寒さに備え、リビングシェルとコールマンテントをドッキングさせてみました。 何だか、仮設テントのよう・・・です。(;_・)


 設営が済む頃には、昼食にいい時間となりました。
 今回も(毎回ですが・・・。)簡単なBBQです。残念なことに、網の上の食材も同じです。(^_^;)
 恥ずかしいので、写真はなしです。


 食後は、管理棟横のグラウンドで子供とサッカー遊びです。日頃の運動不足のためか、それとも標高が高いせいなのか・・・?
 息切れが早く、子供たちが満足するまでは、付き合えませんでした。
 暫しの休憩を挟んで、場内散策です。このキャンプ場は、あまりにも広く、隅から隅までは紹介できませんが、目の届く範囲を歩いてみました。


【お風呂棟】
 キャンプ場からは、下ったところ(管理棟の前)にあります。
 写真左側の肌色の建物がお風呂棟です。この日は、浴槽にお湯は張られず、シャワーのみの使用でした。
 我が家のサイトからは、約200mほど離れています。


【トイレ棟】

 サイト付近のトイレは、仮設トイレしかなく、お風呂棟の裏に大きなトイレ棟があります。場内で唯一のしっかりしたトイレです。
 それでも我が家は、お風呂棟のトイレを利用しました。その理由は、便座に暖房が付いていて、暖かかったからです。


【炊事場】
 場内に2つある大きな炊事場です。写真は、一番奥のエリアにあるもので、もう一つは、我が家のサイト上部にあります。ただ、長時間使用すると、しばらく水が止まるのが欠点です。


 我が家が設営した場所から道路を挟んだ向かいのエリアです。林と広場の雰囲気がとてもステキです。
 そして、そこで発見したキノコです。管理人さんに聞いたところ、猛毒で食べられないそうです。


 道沿いに奥へ進むと、「場内最大・・・?」の広々としたエリアがあります。ただ、手前のサイトより傾斜地が多いようでした。
【薪拾い】
 散策から戻り、再度鉈を持って奥のサイトへ・・・。目的は、薪拾いです。  薪はダンボールに2箱用意してきていますが、自然の木を利用すると雰囲気が違います。
【ランタン準備】
 ちょっと気が早いのですが、今回の赤ランタンは、クリスマスバージョンにしてみました。
 ランタンの準備ができたところで、湯冷めしないよう、早々にシャワータイムです。


【ジャック・オ・ランターン】

 これも少し早いのですが、ハロウィンの真似事を・・・。
 ハロウィン用のカービングカボチャがあればいいのですが、真似事なので普通のカボチャでハロウィンカボチャに挑戦です。
 しかし、やはり普通のカボチャの皮は硬かった。子供たちでは、歯が立ちません。


 久しぶりに出動したリビングシェルの勇姿も撮って見ましたが、ほとんどがピンボケです。三脚が欲しいな〜・・・。
【朝から焚き火】
 4時に目が覚めましたが、まだ外は真っ暗です。5時になるのを待って焚き火を開始しました。
 薪は、たくさん持参していたので、ドンドン燃やします。
【撤 収】
 チェックアウトは11時ですが、「ゆっくりしていいですよ。」と言われていたので、のんびりと撤収。
 カップヌードルの昼食を食べ、2時頃にキャンプ場を後にしました。
【国立天文台野辺山電波観測所】
 五光牧場のすぐ近くにある「国立天文台野辺山宇宙電波観測所」に寄りました。
 ここは、宇宙からの微弱な電波を受信し、太陽や宇宙に関する研究を行う施設で、構内にズラリと並んだパラボラアンテナは、とても迫力があり、宇宙ステーションといった感じです。
【風林火山館】
 NHKの大河ドラマ「風林火山」の撮影用として造られたオープンセットです。
 開館して半年足らずで来場者数40万人を突破したそうです。この日は、夕方に行きましたが、まだまだ大勢の観光客で賑わっていました。
 小淵沢駅と館とを往復する巡回バスには、風林火山の絵と文字が描かれていました。
【延命の湯】
 今回のキャンプの最終仕上げは、スパティオ小淵沢「延命の湯」での入浴です。
 駐車場に空きスペースが少なかったので、「浴場も一杯かな〜・・・。」と思いましたが、予想に反しガラガラでゆっくり入浴することができました。



   




【感 想】

 3連休ということで、普段行けない遠くのキャンプ場へ行こうと思い、計画したのが長野の「松原湖高原オートキャンプ場」です。しかし、前述したとおり、MTB大会がキャンプ場で開催されるため、松原湖高原のキャンプ場を断念し、他のキャンプ場を探すことに・・・。

 結果として、素晴らしいキャンプ場に出会うことができました。今回行った「五光牧場オートキャンプ場」は、オートキャンプ場としての設備こそ貧弱なものの、八ヶ岳を臨むサイトは広大で、来場者が少なかったこともあり、プライベート感タップリのキャンプを楽しむことができました。
 
 牧場の看板にもありましたが、場内にはサッカーグラウンドが5面あり、サッカー遊びを楽しみにしていた子供たちは、このキャンプ場が大好きになったようです。
 我が家からの距離からいって、そうそう訪ねることができるキャンプ場ではありませんが、お気に入りの一つになりました。


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