街角散歩≪金沢八景≫
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2005.1.29(Sat)  京浜急行金沢八景駅
(神奈川県横浜市金沢区瀬戸)
 金沢八景は、「金沢の美しい八つの風景」という意味です。
 その昔、金沢の地を訪れた中国の僧が、能見堂(今の能見台)から金沢を見たとき、故郷の瀟湘(しょうしょう)八景にそっくりであると絶賛したそうです。このことから金沢八景と名付けられました。浮世絵師、歌川(安藤)広重も次の八枚の絵を残しています。

 広重が描いた「金沢八景」は、次の八枚です。
   ・洲崎晴嵐(すさきのせいらん)
   ・瀬戸秋月(せとのしゅうげつ)
   ・小泉夜雨(こずみのやう)
   ・乙艫帰帆(おっとものきはん)
   ・平潟落雁(ひらかたのらくがん)
   ・野島夕照(のじまのせきしょう)
   ・内川暮雪(うちかわのぼせつ)
   ・称名晩鐘(しょうみょうのばんしょう)

【金沢八景駅前】
 京浜急行「金沢八景」駅は、横浜から特急電車で約20分、横須賀中央から約15分の位置にあり、逗子方面への乗換駅でもあります。また、駅から約3分のところに、八景島シーパラダイスや海の公園、横浜ベイサイドマリーナ方面へ行くシーサイドラインというモノレールの始発駅もあります。
 駅前から国道16号へは、約50m程度ですが、利用客の割りに駅前の広場はとても狭く、道路も狭いため、常に混雑している印象が強い駅です。
 駅を出るとパチンコ屋の大きなキングコングのディスプレイが目を引きます。
【シーサイドライン金沢八景駅】
 駅から国道に出て、左に曲がり(横浜方面)、目の前の陸橋を渡ったところが「シーサイドライン金沢八景駅」です。

 我が家は、この道路の進行方向、約20分の道のりです。

 シーサイドラインは、平潟湾内に弧を描くように走っています。
【瀬戸神社】
 国道16号を横浜方面へ150mほど進むと、瀬戸神社があります。神社入り口の石柱に書いてある「瀬戸神社」の文字は、中曽根元総理大臣の書によるものです。
【琵琶島】
 瀬戸神社から国道16号線を挟んだ反対側に、琵琶島があります。琵琶島は、島の形が琵琶に似ていることから、そう呼ばれており、北条正子が近江の竹生島から勧請した弁天が祭られています。

 金沢八景の風情を現在に伝えるところですが、周りの建物に隠れてしまい、訪れる人はまったくいませんでした。
 先ほどのシーサイドラインに沿って進んだところに野島公園があります。この公園は、我が家から徒歩で約10分程度のところにあり、夏には潮干狩り、海水浴、バーベキューと賑わうところです。

【野島公園BBQエリア】
 野島公園のBBQエリアには、約50基の炉があり、夏場は家族連れなどが楽しい時を過ごしています。



 野島公園には、標高50m独立丘があり、360度のパノラマが楽しめます。天気のいい日には、横浜ベイブリッジもくっきりと見ることができます。

 野島公園の展望広場から見える日産の自動車工場のテストコースは、一見すると滑走路のようです。テストが行われているときは、車の走行音やエンジン音がブンブン唸っています。






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