街角散歩≪江ノ島≫
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2005.2.11(Fri)  「江ノ島弁天橋」
(神奈川県藤沢市江の島)


 久しぶりに長男と二人だけで出かけることになりました。行き先は「江ノ島」です。
 最近はどこに行くにも車でしたが、今日は歩くのが目的のため、電車で移動です。京浜急行、JR、江ノ電と乗り継いで行きました。
【江ノ島駅】
 今日は、江ノ電「江ノ島」駅を基点に散歩開始です。
 江ノ電に乗って江ノ島駅まで来るのは初めてです。朝早かったため、混雑もなく、ゆったりと乗ることができました。

【小田急 片瀬江ノ島駅】

 江ノ島駅は、江ノ電と小田急にそれぞれあります。もう一方の小田急「片瀬江ノ島」駅は、龍宮城を想像させる目立つ建物です。
【江ノ島乗合船のりば】
 江ノ島弁天橋の手前に、江ノ島裏磯の「稚児が淵」まで連れて行ってくれる乗合船の船着場があります。
 時間のないときは、往路か復路で利用すると非常に便利でしょう。
【青銅の鳥居】
 江ノ島のメインストリート入り口に建つ青銅の鳥居は、2代目で、1747年に建てられたものを再建したものだそうです。
 ここから、両側にある土産物屋を物色しながら、「稚児の淵」や「岩屋」を目指します。
【江ノ島郵便局】
 江ノ島郵便局前のポストは、明治時代の郵便差出箱(ポスト)」を復元したものだそうです。
 黒色のこの物体がポストだと気が付いたのは、郵便局の前だったからです。
【江島神社】
 江島神社とは、島内にある3つの宮(辺津宮(へつみや)、中津宮(なかつみや)、奥津宮(おくつみや))の総称です。
 欽明天皇の勅命で、島の洞窟(岩屋)に神様を祀ったのが、江島神社の始まりで、古くは江島明神と呼ばれ、仏教との習合により、江島弁財天として信仰されるようになったそうです。
【エスカーのりば】
 江ノ島には、エスカーという乗り物があります。昭和34年に国内初の屋外エスカレーターとして、建設されたもので、高低差46m、全長106mを4連で結んでいます。
 頂上まで徒歩で約20分のところを4分で行くことができます。
 時間のないときは、これも有効な手段でしょう。
【辺津宮】
 辺津宮は、3つの宮の本社で、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)が祀られています。
 1206年、将軍・源實朝が創建。 江島神社の一番下に位置していることから「下の宮」とも呼ばれています。
【女夫饅頭(中村屋)】
 中津宮から「岩屋」に向かい「江ノ島大師」を過ぎたところに、「女夫饅頭」の老舗中村屋があります。まだ朝早く、饅頭を蒸かす湯気が石畳の小道に風情を醸し出していました。
【中津宮】
 中津宮には、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。
 創建は文徳天皇で、天文十八年(1689年)に改築され、 朱色が鮮明な御社殿は、平成八年の全面改修により再現されたものです。
【奥津宮】
 奥津宮には、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)が祀られています。多紀理比賣命は、三人姉妹の一番上の姉神で、海を守る神様だそうです。
 今は陸に上っていますが、一応、海上勤務者としてお参りしておきました。
 拝殿天井に描かれている、「八方睨みの亀」が有名ですが、残念ながら見落としました。
【稚児の淵】
 稚児の淵は平らな広い岩場で、多くの潮溜りがあり、大勢の家族連れや釣り人で賑っていました。
 この稚児の淵の先に岩屋があります。ここは、長い歳月をかけて波が岩を削り取ってできた洞窟で、 その昔、弘法大師や日蓮上人などがここで修行を積んだそうです。



【魚見亭の江ノ島丼】

 稚児の淵へ下る小山の頂上付近に「魚見亭」という食堂があります。
 窓側は一面が海で、テラスからは、稚児が淵を見下ろすことができます。
 「江ノ島丼」か「しらす丼」か迷った挙句、「江ノ島丼」と「カニ汁」を注文しました。丼にはサザエがたくさん入っており、期待以上のものでした。
【龍口寺】
 江ノ島の帰りに「寂光山(じゃっこうざん)龍口寺(りゅうこうじ)」に寄りました。山門は江戸時代のもので、木造の彫刻があり、非常に趣のあるものです。
 この龍口寺門前付近は、鎌倉時代に「龍の口刑場」があったところで、既成宗教を批判した日蓮上人がここで首をはねられるところ、振り上げられていた刀が雷により折れて処刑が中止となり、日蓮上人は佐渡に流されました。それを「日蓮法難」と呼び、門弟が現場に日蓮の像を作って安置した草庵が龍口寺の起こりだそうです。




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