街角散歩≪永平寺≫
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2005.8.10(Wed)  「永平寺」
(福井県吉田郡永平寺町志比)


 夏休暇を利用して、家族で福井県大野市にあるお墓へ参りに行ってきました。途中、宗派は違いますが永平寺へ寄ってきました。
 永平寺は、曹洞宗の大本山で、禅修行の厳しさで有名です。
 深山幽谷の敷地には、山門、仏殿、法堂(はっとう)、僧堂、庫院(くいん)、浴司(よくす:浴室)、東司(とうす:お手洗い)の「七堂伽藍」を中心に、70余棟に及ぶ建物が樹齢700年を越えるといわれる杉の巨木に囲まれて静かに佇んでいます。
【永平寺 通用門】
 参拝者はこの門を通り、自動販売機で参拝券(400円)を購入します。券を持って、総受所のある吉祥閣で受付を済まし、見学開始です。
【吉祥閣】
 一般者で座禅の修行体験は、この吉祥閣で行います。冬でも、暖房が入っていて快適に座禅体験ができるそうです。


 吉祥閣を通ると最初に山門へ進みます。左下の写真は山門から永平寺の除夜の鐘で有名な「鐘楼堂」を写したものです。老木とともに、とても趣がありました。
 山門に着いたとき、修行僧の出立があり、鐘楼堂の脇で何度も後ろを振り頭を下げていました。若い雲水たちが両手を合わせて見送っていました。


【仏 殿】
 七堂伽藍の中心にあり、本尊が祀られています。覚皇宝殿(かくおうほうでん)ともいわれ、「釈迦牟尼佛(しゃかむにぶつ)」、「阿弥陀仏(あみだぶつ)」、「弥勒仏(みろくぶつ)」が安置されています。



【中雀門(ちゅうじゃくもん)】

 中雀門の左手に「僧堂」があります。ここは、修行僧の道場で、座禅、食事、就寝などが行われる場所です。
 その僧堂の両脇の棚には、修行僧の座布団を片付けてある棚がありました。その座布団には、個人の苗字や僧名が書かれており、少術校の衣袋が並んだロッカーを思い出しました。


【承陽門】

 承陽殿からみた承陽門です。
 承陽殿は、永平寺の開祖「道元禅師」の御真廟(お墓)であり、曹洞宗の聖地とです。その承陽殿の前に、この承陽門が建っています。決して大きな門ではありませんが、その崇高さと気品に圧倒されました。


 永平寺のどこにいても、厳粛な雰囲気が漂っており、心が鎮まります。
 一度は、この雰囲気に包まれながら禅を組んでみたいものです。

 食事は、永平寺まで来たのだから「永平寺そば」とも思ったのですが、福井というと「おろしそば」も有名です。
 福井市内に戻り、大好きな「つるき」の「おろしそば」を大盛で頂きました。




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