街角散歩≪横浜元町≫
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2005.11.13(Sun)  JR「石川町」駅
(神奈川県横浜市中区元町)
 今日は朝から天気がよく、どこかに出かけたいと考えていたところ、美味しいお茶が飲みたくなり、横浜元町の「茶倉(さくら)」を目指して出かけました。

【JR 石川町駅】
 石川駅は、横浜駅からJR根岸線で大船方向に3つ目の駅です。元町や山手、そして中華街への最寄り駅として、休日には観光客で賑わいます。今日は、元町のお店へ向かうため、「中華街口(北口)」とは反対の「元町口」(南口)の改札を通りました。

 
【元町商店街】
 元町は、「ハマトラ」発祥の地です。アイビー世代にとっては、憧れの地です。東西約600mの元町商店街メインストリートには、宝飾店やブティックが軒を連ねています。元町地区は、関内エリアで農漁業を営んでいた住民が幕府の命で移転させられたところだそうですが、誰も現在の繁栄を想像しなかったでしょう。

【光の鳥 フェニックス】
 フェニックスは、昭和60年に元町のシンボルとして建てられたもので、「飛べ光の中へ・・・元町は永遠なんだ。」を表しているそうです。
【TAKARADA】
 TAKARADAは、手書きの花瓶や皿、カップソーサーなどのお店です。入り口左壁面には、デンマーク製のドッグ・プレートが飾られています。
 写真を持っていくと、プレートに焼き付けてくれるそうです。(有料)


 辺りをキョロキョロしながら歩道を歩いていたら、お店から歩道に出てくる真っ赤な車が突然視野に入りました。ディスプレイ用で動いていませんが、びっくりしました。店名は忘れましたが、革製品のお店でした。



【Kent】
 左下は、「Kent」のお店です。女性を対象にしたお店が多い元町の中で、数少ない男性用のお店です。確か、「Kent」の親会社は倒産したVANだったと思いますが、今でも健在なのにうれしくなりました。
 「Kent」の建物は、横浜にピッタリのカラーリングでした。 

【霧笛楼】
 右下は、高級フランス料理で有名な「霧笛楼」の看板です。

【嘉山船具店】
 船具店というと物々しいですが、海に関連した舵輪やランプ等、インテリアやアクセサリー用品を横浜土産として販売しています。
 何故か、舵輪や錨を見ると避けて通れません。

【カリヨン時計】

 CHARMY TANAKAのカリヨン時計の鐘は、オランダのロイヤル・アイツバイツ社で鋳造され、時計と制御装置は、ベルギーのクロコマティック社で製造されたものです。この両者が協力して作る時計は世界のトップブランドとして評価されています。
 実は、カリヨン時計の下を通りかかった時、ちょうど演奏が始まり、初めてその存在を知りました。


【厳嶋神社】

 元町商店街の路地に、赤い鳥居が目を引きます。社名は、「厳嶋(いつくしま)神社」で、文字は違いますが、馴染みの深い宮島の「厳島神社」と同じ社名です。遠く広島を思い出し、お参りしてきました。

 時間が早く、目的のお店「茶倉」が準備中だったため、時間潰しに代官坂を上り、港の見える丘公園まで山手を散策してきました。


【ベーリックホール】
 英国の貿易商で、ベリック商会の経営者バートラム・ロバート・ベリックの私邸として、1930年に建てられた洋館です。山手本通りに面しているので気軽に寄ることができます。
【エリスマン邸】
 スイス人貿易商エリスマンの私邸として、大正15年に建てられた洋館を平成2年に元町公園へ移築復元したものです。
【えの木てい】
 昭和2年に建築された洋館で、現在はリビングが喫茶室となっており、自家製のケーキがいただけます。庭先のオープンカフェで、カップルたちがお茶していました。
【山手234番館】
 関東大震災後の昭和2年、外国人のための共同住宅として建てられたものだそうです。こんなアパートに住んでみたいものです。


【自働電話】

 さすが、山手の公衆電話は一味違います。
 この電話ボックスは、1900年頃に建てられた「自働電話」と呼ばれる公衆電話を再現したものだそうですが、レトロな外見とは違い、電話機はテレホンカードも使えるものでした。

【外人墓地】
 嘉永7(1854)年に、ペリー艦隊の水兵を葬ったのが外人墓地の起源だそうです。
 墓地の向こうに見えるのは、ランドマークタワーやマリンタワーです。
【港の見える丘公園】
 平野愛子のデビュー曲で流行した「港が見える丘」の名前を採って、昭和37年に横浜市がこの公園を「港の見える丘公園」と名付けたそうです。
 横浜随一の夜景スポットですが、昼間もベイブリッジやMM21方面まで手に取るように見渡せる素敵なところです。

【谷戸坂】

 横浜の山手は、その名のとおり高台にあり、数多くの坂道があります。谷戸坂もその1つで、「港の見える丘公園」の脇の坂道です。
 多くのアベックが腕を組んで歩いていました。


【茶 倉】
 元町商店街を外れ代官坂を少し上ったところに、雑踏とかけ離れた雰囲気の日本茶専門カフェ「茶倉」があります。木目調の家具と白色の茶器が置かれた店内に日本茶の匂いが漂い、入店直後から癒されます。
 今日は、大好きな「嬉野茶」を堪能して来ました。



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