街角散歩≪馬車道≫
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2005.12.24(Sat)  「ガス灯」
(神奈川県横浜市中区常盤町)
 「馬車道」という名は、幕末の横浜開港頃、外国人居留地で通りを外国人が馬車で行き交っていたたことに因んで名づけられたそうです。
 今日は、「馬車道」沿いにある数多くのモニュメントや史跡を中心に見物しました。


【馬車道】
 JR「関内」駅付近から海側方向の馬車道です。赤レンガの歩道と街路樹、昔のガス灯のデザインを模した街路灯等、モダンさを感じさせます。
 現在、馬車道には約60基の街灯が設置されていますが、これらの街灯は「ガス灯風」の電気の街灯ではなく、実際にガスを使用する正真正銘の「ガス灯」です。


【新風・海辺の少女】

 「新風」はJR関内駅から馬車道に入って一番最初に目に付くモニュメントです。これは、小田襄氏によるもので、横浜ロータリークラブ50周年の記念として創作されました。
 「海辺の少女」はウェナンツォ・クトチェッティの作品で、ビルのコーナーに、そのポーズとは裏腹にひっそりと建っていました。

【太陽の母子像】
 この像は、町田房造が明治2年に日本で初めて、当時「あいるくりん」と呼ばれたアイスクリームを販売したことを記念して製作されたものです。ちなみに、5月9日は「アイスクリームの日」だそうです。
【日本初のガス灯】
 明治5年、フランスの技師ブレグランによるガス灯が、馬車道にある十数基のガス灯に明かりを灯しました。   この記念のガス灯は、残念ながら復刻品です。しかし、たとえレプリカとはいえ、文明開化の雰囲気が漂っています。

【浜の時守】

 「浜の時守」は、兒玉慎憲の作品で高さ6mのステンレスのモニュメントで、一番上に時計が付いていています。昭和63年の作品ですが、近代的な感じがします。
【下岡蓮杖顕彰碑】
 下岡蓮杖は、日本で初めての写真屋さんで、この碑は彼の功績を記念して設置されています。よく分かりませんが、一番上の四角い箱がカメラなのでしょうか・・・。

【馬】

 「馬」も「海辺の少女」と同じウェナンツォ・クトチェッティの作品です。写真では小さくて分かりませんが、かなり精巧にできています。
 直接的なネーミングや今にも走り出しそうな精悍な姿から、今日の作品の中で受け入れ易い作品でした。
【生香園】
 あの周富輝氏のお店です。脱税事件などもあり、TVでは姿を見なくなりましたが、お店では自ら接客に出ているそうです。
 それにしても、中華街ではなく馬車道にお店を構えられているとは知りませんでした。
【馬車道十番館】
 馬車道から桜木町側に1本裏の通りに入った「六道の辻通り」にあるフランスレストランの「馬車道十番館」です。館の前には、古い電話ボックスもあり、レトロな雰囲気が漂っています。
【牛馬飲水槽】
 馬車道十番館の前に、「牛馬飲水」と書かれた水道があります。大正6年に当時の交通手段の中心だった牛馬のために設けられたものだそうです。
【東林】
 昼食は、中華街の「京華楼」で刀削麺を食べようと行ってみたのですが、今日の中華街は、クリスマスイブのせいもあって、歩くのもままならないほどの混みようでした。食事時間を外したつもりでしたが、京華楼には行列ができていたので、今日も「東林」で食べてきました。


【ベイスターズ通り】
 「みなと大通り」を1本桜木町側に入った通りが「ベイスターズ通り」です。 偶然に通りがかり、初めてこの通りを知りました。家に帰って地図を見てみると、確かに載っていました。
【野毛本通り】
 毎年4月下旬には、野毛大道芸大会が開催され、この野毛本通りから伊勢佐木町の界隈で多くのパフォーマーが芸を披露しています。
 この通りを真っ直ぐ進み、野毛坂交差点から野毛坂を上ると、野毛山動物園です。

【美空ひばり像】

 日の出町駅に続く通り沿いに立てられた美空ひばりの像です。
 敗戦後、この周辺は闇市で栄えたところで、昭和22年に国際劇場が誕生しました。美空ひばりさんは、そこの専属歌手として活躍されたそうです。



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