街角散歩≪なんば≫
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2005.12.29(Thu)  「地下鉄御堂筋線なんば駅」
(大阪府大阪市浪速区元町1丁目)


 たまには大阪の繁華街を楽しもうと難波へ出かけ、法善寺を皮切りに、道頓堀通りや心斎橋筋商店街をぶらぶらしました。時節柄、もっと人出が多いのかと思いましたが、いつもより少ないようでした。
【天龍山法善寺】
 法善寺横町とともに、あまりにも有名なお寺ですが、寺は一度消失してしまっているため、小さなものです。
 「水かけ不動さん」で親しまれている西向不動明王(にしむきふどうみょうおう)は、全体が苔で覆われていてお姿は分かりません。
 いつの日にか、苔のないお姿を見ることができるのでしょうか・・・?

【夫婦善哉(めおとぜんざい)】

 法善寺の境内にある夫婦善哉は、ニ椀で一人前というぜんざいで有名なお店です。店内は、8人も入ると一杯になるほど狭いのですが、相席で和気あいあいと善哉をすするのもいいものです。
 この日は、寒かったので、ぜんざいをいっそう美味しくいただきました。
【法善寺横町】
 人ごみの多い道頓堀から南に一筋入ると、石畳が敷き詰められた細い路地の法善寺横町です。この写真の文字は、三代目春団治の直筆です。反対側の路地入り口には、藤山寛美よる看板が掛けられています。

 法善寺横丁は、平成14年の旧「中座」の火災と平成15年の横町内の失火により、多くのお店が焼失してしまいました。横丁の復興を多くの人たちが希望しましたが、消防法の関係から、もう風情ある狭い横丁は蘇らないと、失望されましたが、特例措置に後押しされて、元の横丁に戻りつつあるようでした。
【道頓堀】
 道頓堀は、1612年豊臣氏の命令で、大阪の豪族「安井道頓」が従兄弟の「安井道ト」とともに東横堀川から木津川に通じる水路の開削に取り掛かったのが始まりで、豊臣氏が没落した後も私費で工事を続けました。道頓は、大坂夏の陣で戦死しますが、道トがその遺志を継いで完成させたそうです。
【くいだおれ太郎】
 道頓堀といえば、「大阪名物くいだおれ」(総合食堂)の宣伝人形である「くいだおれ太郎」を思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
 人形の周りには、一緒に写真を撮ろうと大勢の人垣ができていました。
【かに道楽】
 「と〜れとれ、ピ〜チピチ、かに料理〜♪」
 大きく動くカニの看板でお馴染みの「かに道楽」です。御存知、かにしゃぶや各種かに会席で有名なお店です。このカニを拝んだ御利益があったのか、夕食はカニ尽くし料理に招待されました。
【グリコネオン】
 大阪の街を走るランナーの姿をデザインした初代のグリコネオンは、昭和10年に誕生しました。そして、現在のグリコネオンは、5代目なのだそうです。
 「一粒300m」というキャッチフレーズのグリコのキャラメルをよく食べたものです。
【づぼらや】
 道頓堀にある魚介類の看板の中で「かに」と張り合っているのが、づぼらやの「ふぐ」です。
 づぼらやのふぐには、オスとメスがあり、天外に吊るされ、とぼけた顔で客引きをしているのがオスで、メスはキーホルダーや携帯ストラップとなって店内で売られています。
【松竹座】
 大正12年に、日本初の様式劇場として誕生し、築後70年余年が経ち、平成9年に歌舞伎をはじめ、大阪の伝統文化を担う本格的な演劇の殿堂として生まれ変わりました。地下には、食の名店も入っており、道頓堀地ビールを店内で醸造しているお店もあるそうです。
【新歌舞伎座】
 大阪メインストリート御堂筋に建つ、壮麗な桃山風唐破風造りの「新歌舞伎座」は、平成11年に大改造されました。名前は歌舞伎座ですが、現在、歌舞伎はあまり上演されていないようです。
【なんば高島屋百貨店】
 御堂筋の突き当たりにある老舗の百貨店です。
 南海「難波」駅ターミナルのなんばCITY、地下街なんばウォークなどと直結しています。以前は隣に大阪球場がありましたが、跡地が緑を取り入れた商業都市「なんばパークス」となっています。
【地下鉄なんば駅ホーム】



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