/// 街角散歩≪鷹取山ハイキング≫ ///

2006.06.03(Thu)  「鷹取山」
(神奈川県横須賀市湘南鷹取3丁目)


 職場の遠足で、田浦の「南郷公園」を出発、「鷹取山」、「神武寺」、「JR東逗子」を経由し、ゴールの「JR逗子駅」まで歩いてきました。
 天気に恵まれ、爽快な気分でのスタートでしたが、気温が30℃近くあった割に風がなく、昼食を含め約4時間のバテバテ行軍となりました。
【京急田浦駅・田浦警察署】
 船越を出発して、まず最初の通過店が京急田浦駅です。駅前の国道16号を挟んだ斜め向いに「田浦警察署」があります。
 次の通過点である「南郷公園」へは、田浦警察署前の信号を山側に入り、京浜急行のガードをくぐって行きます。
【ハイキングコース】
 南郷公園から山に分け入ると、鷹取山ハイキングコースに出ます。この山道は、左下のような整備された道で、一部民家の脇を通りながら鷹取山に向かいます。
 途中、右下のような鉄塔に何度も出くわします。ひょっとしたら、このハイキングコースは、関東電力の整備用道なのかもしれません。
【鷹取山】
 標高139mの鷹取山は、横須賀市と逗子市の市境に位置する山で、山頂は、建築資材のために切り出された鷹取石の採石場の跡地で、垂直の崖や奇妙な形の切り立った岩肌でゴツゴツしています。
 その山容が群馬の妙義山に似ていることから「湘南妙義」とも呼ばれています。

 「鷹取」という地名の由来については、太田道灌が鷹狩をしたことによるなど諸説あるようですが、個人的には、高いところを示す「タカットー」という原意が「タカトリ」となったという説を信用しています。
 鷹取山の垂直の壁面には、無数の穴が開いていて、異様な雰囲気を醸し出しています。この穴は、ロッククライマーたちが打ち込んだハーケンの跡です。
 今日も3組のパーティーが壁に挑んでいました。しかし、平日のせいか、皆さんお年を召していました。
【磨崖仏】
 高さ約10mの弥勒菩薩です。昭和40年頃に彫刻家の藤島茂氏が製作したものだそうです。遠目にも、迫力があります。
 彫った石がいかに柔らかいとは言え、完成までには結構かかったことでしょう。
【神武寺】
 正式名称は、「医王山来迎院神武寺」という天台宗のお寺です。奈良時代に行基が創建し、平安時代に慈覚が中興した、関東でも由緒あるお寺です。
【山 門】
 この山門の製作には、あの左甚五郎が携わったと言われています。どのように係わったのでしょう。彫刻らしいものは、見当たりませんでした。
【薬師堂】
 薬師堂は、神武寺の本堂で室町末期の様式を持つ建築物です。神奈川県の重要文化財に指定されており、中に「十一面観音」、「釈迦如来」、「薬師如来」の薬師三尊が安置されています。残念ながら、三尊は見ることができませんでした。
【なんじゃもんじゃの木】
 「かながわの銘木100選」に選ばれている樹高:20m、周囲:2.8m、樹齢:約400年(推定)の「ホルトノキ」です。
 「なんじゃもんじゃ」とは、関東地方で、その地に見られない種類の大木を言うそうです。
 神武寺のなんじゃもんじゃの木も、樹種が分からなかったため、このような名前が付いてしまったようです。

【梵 鐘】

【客 殿】
【総 門】
 総門は、JR新逗子駅へ抜ける約800mの「表参道」にあります。京急の神武寺駅へは、「裏参道」を通って行きます。
 今回は、JR新逗子に抜けるため、本殿から表参道を通り、この総門を抜けました。木々の中を抜ける涼しい道でした。
【JR東逗子駅】
 東逗子は、通称「トンズシ」。二子山ハイキングや鷹取山ハイキングの基点として有名ですが、今までまったく縁のなかった駅の一つです。
 青色に塗られた可愛い駅舎に、青い空がとてもマッチしていました。
【東逗子駅前商店街】
 JR東逗子駅前の道路が「東逗子駅前商店街」です。しかし、食品店が少なく、買い物客の姿は少ないようでした。
【逗子警察署】
 今日2件目の警察署です。JR東逗子駅と逗子駅の間にありました。
【JR逗子駅】
 今日のゴールのJR逗子駅です。最後は、JR東逗子駅から単純に一駅歩いたことになります。東逗子駅からこっそり電車に乗ろうと画策していたのですが、無情にも踏み切りの遮断機に遮られ、目の前で電車を見送りました。

【打ち上げ】

 汗をかいた後は、もちろん打ち上げです。しかし、時間が早かったため、期待していたような居酒屋が開店しておらず、ラーメン屋での打ち上げとなりました。つまみは、ギョーザ、チャーシュー、メンマしかありませんでした。





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