街角散歩≪東京湾1周ポタリング≫
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2008.04.29(Tue)  「勝鬨橋」
(東京都中央区築地)


 ゴールデンウィーク中、一度は自転車で何処かに行きたいな〜・・・。
 そこで思い立ったのが・・・東京湾一周!

 計画したのは、自宅 → 横浜 → 品川 → 銀座 → 幕張 → 千葉 → 木更津 → 富津 → 浜金谷 →(東京湾フェリー)→ 久里浜 → 自宅という約200kmの行程です。
【JR 桜木町駅】
 自宅を出たのは、ちょうど朝の1時でした。桜木町到着は2時15分。
 出発の記念写真を1枚と思い、JR桜木町駅前で記念撮影です。ついでに、ランドマークタワーも・・・。
【六郷橋(多摩川)】
 横浜から15号線に乗って東京を目指します。交通量も少なく、車道をスイスイと走り、東京との県境の多摩川に到着。
 六郷橋を渡り、東京へ突入!
 次に目指すのは品川です。


【品 川】

 気温は12℃か13℃くらいで、自転車を漕いでいるとは言え、さすがに冷えました。蒲田のデニーズでコーヒー休憩を取り、体を温て出発。
 品川に差し掛かったところで、空が白み始めましたが、天気予報では、快晴のはずだったのに、雲が多いどんよりとした一日の始りとなりました。
 こんな静かな品川駅を見るのは初めてです。
【銀 座】
 新橋駅に寄りましたが、酔っ払いが奇声を上げていたので記念写真を諦めました。未だに新橋は、酔っ払い天国なんですね〜・・・。
 新橋から銀座に到達。4丁目交差点を右折して、晴海通りを357号線の湾岸道路へ向かいます。


 銀座4丁目交差点は、まだゴーストタウンのようです。
 銀座の車道を自転車で自由気ままに走れるなんて、こんなに気分のいいことはありません。(信号が多いのには辟易ですが・・・。)
【歌舞伎座】
 折角なので、久しぶりの歌舞伎座を記念に1枚!
 
【築 地】
 築地の交差点です。
 9年前、左膝の手術をした際、リハビリのため、毎朝、豊洲から築地市場まで歩き、築地場内で朝食をとって出勤していた時期がありました。
 今日は、先を急ぐので場内見学はしませんでした。
【勝鬨橋】
 勝鬨橋は、御存知のとおり跳開橋で、昭和45年の試験開閉を最後に閉じたままです。
 バブルの頃、銀座ではタクシー待ち1時間なんてざらだったので、豊洲まで勝鬨橋を通って帰ったものです。
 それにしても、あなたはあの頃のままで、少しも変りませんね〜・・・。


【湾岸道路】

 思い出に浸りながら、晴海通りを走り抜け、首都高速湾岸線に突き当たったところを左折、ここから357号線(湾岸道路)に乗って千葉を目指します。
【舞浜大橋】
 舞浜大橋の真ん中が東京と千葉の県境で、右手側、道路を挟んだ向こう側は東京ディズニーランドです。
 いつも車でしか来たことのないところへ自転車で来たのだと思うと、感慨深いものがあります。
【幕 張】
 船橋から再度15号線に乗って、海岸を走ろうと思っていたのですが、気が付くと船橋も習志野も越えていました。
 せめて、マリンスタジアム辺りから海岸にでしょうと高層ビル群を見ながら右折。ちょうど、幕張のメインストリートでした。
【幕張メッセ交番】
 幕張という近代ビルが立ち並ぶ街柄、斬新な建物ですが、この交番のコンセプトは何なのでしょうか・・・?
 「ロボット?」それとも「ロケット?」
 交番の婦警さんに、浜金谷への道を伺ったところ、懇切丁寧に教えてくださいました。ありがとうございました。<(_ _)>


【千葉マリンスタジアム】

 13時から、スタジアムで「ロッテ vs ファイターズ」戦が行われるようです。まだ、8時頃だというのに、スタジアムへ向かう人が大勢いました。ロッテファンには、若い女性が多いですね〜・・・。


【海浜大通り】

 幕張は、道路も歩道も幅が広く、気持ちよく走ることができます。
 幕張に着く頃は、雲一つない快晴となりました。ちょっと、日焼けが気になります。


【稲毛の浜】

 幕張から稲毛にかけて、海浜公園となっています。多くのランナーやサイクリストが走っていました。一休みしたいところですが、残念なことに日陰がありません。(-_-;)


【京葉線】
 稲毛の海浜公園球技場を右に見て海浜大通りを左折し14号線の千葉街道へ向かいます。これで、幕張を後にし千葉の中心地へ突入です。

 これまで、順調に走ってきましたが、幕張を過ぎたあたりから左膝に痛みを感じ始めました。漕がなくても、ペダルに添って膝を回転させるだけで痛みます。「これから先、大丈夫かな〜・・・・」
 しかし、道程の中ほどなので、後退よりも前進することにしました。「まぁ、何とかなるでしょう。」
【市原市】
 東京23区の地図は、携行していましたが千葉の地図を持っていませんでした。google地図のコピーを持参していたのですが、あまりにも大縮尺だったため、詳細すぎて全体が分かりません。
 この頃は、車道を走る元気もスピードもありません。どこまで走っても「木更津」文字が標識から消えません。「遠いぞ!、木更津〜!」
【袖ヶ浦市】
 知らず知らずのうちに、14号線が357号線となり、16号線になっていました。「この道でいいのかな〜・・・?」なんて思っていると、市原市を通り抜け、袖ヶ浦市を走っていました。
 膝の調子は悪化の一途で、どこの歩道橋か忘れましたが、一度自転車を降りると膝が痛くて漕ぎ出せず、歩道橋の上で座り込んでしまいました。
【国道16号】
 木更津から富津岬へと国道16号線を走っている途中、「横浜から214km」という標識を発見!
 「エッ!、200km以上!」
 あと何キロ走ると帰れるのだろう・・・・? 膝の痛みを抱え、不安が膨らみます。


【富津公園】
 「折角、千葉に来たのだから富津岬だけには、寄らなきゃ!」との強い思いから、走ってきましたが、左膝が最後の悲鳴を上げ始めたため、岬の先端は断念。(_ _|||)
 公園で時間をかけて膝にマッサージを施し、「フェリーにだけは乗らなければ・・・。」と浜金谷へ向います。
【東京観音】
 浜金谷を目指している途中、観音様が見えたので、遠くからですが「無事に帰れますように・・・。」とお祈しました。
 予定では、ここにも寄るつもりでしたが、今は何としても浜金谷に到着することが先決です。


 膝の痛みに耐え切れず、坂道で自転車を押していると、三輪自転車(リカンベント)に乗った方に、「この先に神社がありますから、その日陰で休まれては・・・?」とアドバイスをいただき、休憩したのがこの神社です。浜金谷まであと、10〜12kmでしょうか?
 這う這うの体で浜金谷に到着。「ヤッタ〜・・・!!」 これで何とか、家には帰れそうです。
 浜金谷に着くと気力が途絶え、膝の痛みで歩行も儘なりません。到着前から考えていたことですが、家内に久里浜まで迎えに来てくれるようヘルプの電話をし、東京湾1周ポタリングは、残念ながら残り約20kmを残してリタイヤとなりました。
【アナゴ丼】
 「家に帰られる。」と思った途端、空腹を覚え、富津岬で食べる予定だったアナゴ丼を注文。
 フェリー乗り場の食堂なので、期待はしていませんでしたが、ボリューム満点で美味しくいただきました。

 自転車は、主の状態とは裏腹に、元気一杯走ってくれました。彼が無故障、無傷なことに感謝です。フェリーの座席に座り、マッサージをしようと左膝に触れただけで痛みが全身を走るようになりました。相当、悪いようです。
【久里浜 フェリー乗り場】
 久里浜に到着。いざ、立とうとすると、筋肉が冷えたためか、左膝が曲がりません。歩行すら満足にできず、下船は、一番最後になってしまいました。
 家族の出迎えを受け、長かった東京湾ポタリングに終止符を打ちました。 



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