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山歩き≪北穂高岳〜前穂高岳≫
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2003.08.21(Sat)〜23(Mon) 「涸沢岳付近の稜線にて」 |
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(長野県) |
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大阪に住む義理の両親が最近近場の山に行っているようです。
どういう流れで穂高の山行きになったのか忘れてしまいましたが、夏休暇に義理の両親との穂高縦走となりました。
きっと、酔っ払って、山の話しになったとき、「北アルプスへ連れて行きますよ。」というようなことを言ったのでしょう。
義理の母の還暦の祝いパート2として、家族と妹一家を上高地に残し、家内の両親と穂高を縦走してきました。 |
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【上高地アルペンホテル】
家族と両親は、妹の運転で1日早く上高地に入り、アルペンホテルに宿泊。
広島での勤務を終え、スーツ姿のまま新幹線で京都へ向い、京都で上高地行きの夜行バスに乗車しました。
乗客全員が登山姿の中、スーツにブリーフケースという出で立ちは、とっても目立ちます。
「あなた何者・・・?」という視線がアチコチから突き刺さりました。
朝、上高地の宿で家族と合流。1時間ほど仮眠をとった後、8時半頃に涸沢へ向けて出発しました。 |
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【徳澤園】
天気がイマイチですが、予報によると快方に向かうようです。
コーヒーを飲もうと休憩したら、両親のコップがありません。徳澤園でコップを購入。しかし、休憩もほどほどに横をを目指しました。
驚いたのは、両人の健脚ぶりです。「ゆっくり行きましょう。」と言ってもペースが上がり調子です。スロー・スローがモットウなのですが・・・。 |
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【おことわり】
カメラのホワイトバランスが知らない間に崩れていました。
モニターを見て「何かおかしいな?」とは思いましたが、カメラの設定や機能がよく分からず、そのまま撮影を続けた結果、見難い写真ばかりになってしまいました。申し訳ありません。 |
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【涸沢本谷橋】
横尾本谷と涸沢の合流点少し下流にある「涸沢本谷橋」の袂で昼食をとりました。
ここまでに多くの方を追い越しました。お二人とも歩くのが早過ぎます。
「今日は、涸沢までなので、ゆっくり行きましょうよ〜。」 |
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【涸沢小屋】
「結構、しんどいね〜。」と母は言いますが、普通に歩けばもっと楽チンなんですけどね・・・。無茶苦茶なペースで上がってきてしまいました。
2人とも60才を過ぎているとは思えません。
北穂へも登れる時間ですが、あまりにもペースが速いので、今後の展開が心配です。予定通り小屋泊まりにしました。 |
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涸沢を一望しながら、テラスで飲む生ビールは格別です。
「お兄さん! お代わり〜。」 お父さん、程々にしてくださいね・・・。
涸沢小屋は大混雑状態でしたが、他の1パーティーのお年寄りの方たちと貸切部屋に入れてもらったので、落ち着いて寝ることができました。 |
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【北穂へ・・・】
涸沢小屋で一緒になったパーティーの中の男性から、「北穂から奥穂のコースを通ったことがないので、ご一緒させてもらえませんか。」との申し出がありました。旅は道連れ、もちろん快諾しました。
奥様は、ザイテングラートをお友達と登られるそうです。「じゃ〜。穂高岳山荘で会おう!」なんて、カッコいいご夫婦です。
「岩場に自身がない。」とおっしゃっていましたが、何の何の・・・ヒョイヒョイト身軽に岩場を飛び跳ねておられました。かなりの経験者と見ました。 |
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両親の健脚振りには、ここでも感心しきりです。
初めて、穂高を登る時は、穂高の岩稜に圧倒され、少しは怖がるものなのですが、ご両人とも緊張するどころか、でスイスイと登ってしまいました。
道中の景色を楽しんでますか? |
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【涸沢岳・穂高岳山荘】
今日の行程の半分が終了。あとは、涸沢岳を抜けて穂高岳山荘までです。 約150mほどを一気に下り、涸沢岳には同じだけ登り返します。
急ぐ旅ではありません。岩場を一歩一歩慎重に、稜線歩きを楽しみます。 |
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さすがに、北アルプス初体験でこのコースは刺激が強すぎたのか、両親とも徐々に口数が減りました。
涸沢側に・・・、滝谷側に・・・、鎖や梯子につかまって、登ったり降りたり・・・。黙々と穂高岳山荘を目指します。 |
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【穂高岳山荘】
さすがの両親も、途中から、かなり緊張したようですが、何とか元気を保ったまま穂高岳山荘に到着しました。
早速、小屋でビールを買って、今日の山旅に乾杯! 昼食準備に取り掛かります。
山荘には、続々と登山客が到着してきます。さすが夏休み、布団1枚に2人が寝るという混雑振りです。右を向いても左を見ても、隣の人の足が顔のすぐ横にあるなんて・・・・。
朝の3時前、隣の男性が「窮屈な寝床と、鼾の合唱で一睡もできない。」と言って西穂へ旅立ちました。
真っ暗な中、ジャンダルムとか大丈夫なのかな・・・? |
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最終日の今日は、穂高の主峰である奥穂高岳と西穂の頂上を登り、岳沢を家族の待つ上高地へ下ります。
しかし、天候はと言うと、全体がガスに覆われ、視界は20m程度。風も強く、両親は少し不安の面持ちです。
ゆっくりと歩く時間を稼ぐため、混雑してどれだけ待たされるか分からない小屋での朝食をパス。軽く携行食を摂りながら、奥穂頂上へ向かいました。 |
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【奥穂高岳】
奥穂高岳の頂上は、標高3190m、日本第3位の頂です。頂上には、大ケルンがあり、その上に祠が祀られています。
ガスの中で展望がないため、長居する人はいない。
右下の写真の方向には、上高地が見えるはずですが、視界約20m、何にも見えません。; |
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奥穂山頂直下で、雷鳥とご対面。ただでも、発見し難い雷鳥がガスの中にいます。写真中央の雷鳥が分かりますか・・・? |
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【南稜の頭】
「南稜の頭」もガスの中で、景色は全くありません。
ガスが晴れないので、前穂頂上は行かず重太郎新道を下ります。両名は、ちょっと残念そう・・・。 |
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【重太郎新道】
岳沢を下る重太郎新道は、鎖と梯子の連続です。慎重に慎重に下ります。重太郎新道を下り始めると、視界が回復。
山頂付近は、まだガスの中ですが上高地が一望できるようになりました。
日差しを得て、暗かった気分がパッ晴れました。 |
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ここまでくれば、後は岩ゴロゴロの沢を黙々と下るだけです。
両親の顔にも余裕が出てきました。 |
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【岳沢ヒュッテ】
2日間、お疲れ様でした。もう少しで上高地です。写真で見ると、ちょっとお疲れモードです。
平湯の温泉でゆっくりし、妹の運転で帰阪しましまた。 |
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