山歩き≪赤 岳≫

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1985.05.02(Sat)〜03(Mon)  「横 岳」
(長野県)


 ゴールデンウィークに職場の先輩たちと3人で赤岳へ行きました。
 今回は、連休で時間がタップリあるので、とりあえず赤岳山頂へ登り、山頂に到着した時の気分でその後のコースを決めようという、いい加減な計画です。
 初日は赤岳鉱泉まで進出し、テント泊。
 2日目、予定通り赤岳に登り、山頂でキレット方面へ行くか、それとも真教寺尾根を下るか悩んだ末、我々が出した結論は・・・。何と、登ってきた文三郎尾根をそのまま下るというものでした・・・???
【横 岳】
 美濃戸から北沢に向かうと、しばらく林道が続き、林道が終わったところで沢沿いの山道に分け入ります。
 沢の音を聞きながら歩いていると、横岳が顔を見せてくれます。
 「おぉ〜! 山に来たね〜・・・。」という実感がわいてきます。
 赤岳鉱泉に到着したのは、昼過ぎでしたが、テント場は思ったほどの混雑ではありませんでした。川そばの雪を慣らし、テント2張りを設営。山懐に抱かれ、下界の喧騒から解き放たれて、ゆったりとした気分に浸りました。
【行者岳テント場】
 2日目は、行者小屋を経由し、文三郎尾根から赤岳頂上を目指します。今思うと、なぜ、行者小屋のテント場泊にしなかったのでしょう、何の目的で赤岳鉱泉でテントを張ったのか記憶にありません。
 写真は行者岳のテント場です。赤岳鉱泉のテント場より賑わっていました。


【横 岳】
 文三郎道の登りは、ずっと横岳が見守ってくれます。登るごとに、横岳の横顔が変わっていきます。


【文三郎道の分岐】
 赤岳と阿弥陀岳の鞍部の文三郎道の分岐で横岳や阿弥陀岳をバックに記念撮影です。阿弥陀岳は頂上がグンと反り上がった、とても格好いい山です。


【阿弥陀岳と稜線を振り返る】
 赤岳に上る途中で阿弥陀岳への稜線とその先に聳える阿弥陀岳です。この辺は、ゆったりとした稜線越しに阿弥陀岳が見えます。鞍部を見ると高度感を実感し、その分、阿弥陀岳が急峻な山に見えます。


【赤岳山頂】
 赤岳山頂で、今後のコースを決定します。
 3人で思案していると、我々の隣で休憩していたおじさんたちが「キレットはちょっと危なかったね〜。」、「真教寺尾根も大変だし、今日はここに沈しようか?」なんて、会話していました。
 それまで、キレット方面に向かうか、真教寺尾根を下るかと考えていた3人でしたが、かなりの熟達者とお見受けするおじさんたちの会話で、一気に戦意を喪失してしまい、結局、登ってきた文三郎道を下ることになりました。
 何のために、ここまでテントを担いできたのやら・・・。軟弱3人組です。



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